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診療科目の一つに泌尿器科があります。泌尿器科は、大規模な病院なら存在しますが、中規模な病院ではあまり見かけないかもしれません。泌尿器科は尿に関する器官や、生殖器に関する領域(泌尿生殖器)を診察する科です。しかし、尿に関する器官には、腎臓や膀胱、尿道などがあり、このうちの腎臓に関しては内科(腎臓内科)でも診察できるため、泌尿器科との診断は明確ではありません。泌尿器科は、腎臓や膀胱、陰茎、尿道や尿管、陰嚢、精巣、前立腺などの、主に外科的な治療が中心です。そのため、扱う疾患に関しては、各部位のがんを含む腫瘍や結石、外傷の治療が主な仕事になります。また、泌尿器科では性行為感染症(性病)も扱っています。恥ずかしさもあって患者にとってはなかなか受診しにくい診療科ではありますが、性病は最初の検査と初期治療がその後の経過を大きく変えてしまうため、看護師は気を付けて対応することが必要です。

泌尿器科を専門とする病院は少なく、また個人クリニックで泌尿器科を専門で見ている所も少ないのが現状です。診療領域が明確になっていないこと、患者数が他の診療科に比べて見込めなのが原因といえます。そのためか、総合的な中規模病院においても泌尿器科をおいている病院は多くはありません。また、皮膚科に併設されている泌尿器科は多く、これは尿含まれる毒素が皮膚に炎症を起こしやすいからといった理由があります。泌尿器科を扱うクリニックや病院は多くはありませんが、その分他の看護師には習得できない専門的なスキルや知識を習得できるメリットもあります。泌尿器科は、専門性を高めたい看護師にとっておすすめの診療科なのです。
# by arasy0shi | 2021-03-18 09:41

心臓血管外科で働く看護師に重要なのは、まず第一に、患者の体の異変について素早く察知することです。何故かというと、早期発見によって患者の命が助かる可能性が高まるからです。心臓血管外科では心臓の手術が行われますが、心臓という臓器は非常に繊細につくられているので、術後のケアや細やかな観察が欠かせません。心臓の手術を終えた後、不整脈や出血が起こるケースもあるのです。そのため、患者の術後の状態をしっかりとチェックする必要があります。患者の細やかな変化に気付くことが、心臓血管外科の看護師にとって重要な仕事になるのです。そして患者の状態を確認しながら、医師やセラピストと協力してリハビリのプランを考えます。

心臓血管外科の看護師になれば、様々な状況に対応できるようになります。患者の容体が急変した時、どれだけ冷静に対処できるかが重要になってくるので、毎日そういった現場に身を置いていると徐々に感覚が慣れていきます。心臓血管外科での仕事を経験すれば、どんな現場でも重宝される看護師になれるでしょう。また、心電図を読む機会が多いので、きちんと読めるようになります。他の外来の看護師は心電図を読む機会があまりありませんが、心臓血管外科で仕事をすれば心電図の読み方を習得できるのです。心電図だけではなく、人工呼吸器やシリンジポンプ、除細動器など、様々な医療機器に触れる機会が多いので、知識や技術が身に付くというメリットもあります。
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# by arasy0shi | 2020-09-01 00:46